建築

環境設計から生まれた建築

今日は、渾沌会(九州大学・九州芸術工科大学同窓会)が行われた。この催しものの一環で、「私の仕事ライブ版 芸術工学座談会」を行っている。 今年の話者は下記のお二人に来ていただいた。 石原 健也 (環境10期) 株式会社デネフェス計画研究所 千葉工業大…

杉岡製材所を訪ねて

今日は、ふくおか森づくりネットワークの有志で、今度、ご講演を依頼している木挽き棟梁である杉岡氏を訪ね、様々なお話を伺いました。個人的には、家の材料をお願いしたこともあり、お話しを伺うのがとても楽しみでした。 有限会社杉岡製材所(http://www.k…

引っ越し

・家づくりほぼ、一か月ぶりの更新となってしまいました。 この一か月、第13回森林と市民を結ぶ全国の集い、小国調査報告書や黒木町の業務、卒業式に入学式などなど、ほっとする暇もなく3月が終わり新年度に入りました。さて、ブログ更新が滞った主因は、年…

土壁

・家づくり森林と市民を結ぶ全国の集いも成功裏に終わり、学会論文も終わり、怒涛の日々が少し和らいだ今日この頃です。 森林と市民の報告は、また後日upすることとして、今日は2月に撮った小舞後の土壁塗りの写真です。残念ながら業務で塗り作業を見ること…

桟(えつり)

・家づくり 先日、久しぶりに休暇を取り、家を見に行きました。 現在、えつりが組まれたところです。 えつりとは、壁の下地として、竹材(マダケ)と縄を用い、柱と貫の間を細かいピッチでメッシュ状に組んだものです。木舞(こまい)とも言うそうです。手間…

棟上

・家づくり 今日は上棟、昨日の雨と寒さと打って変わり、今日は天気に恵まれました。 上棟は、早朝から大工さんにお神酒・塩・いりこ・米・赤タオルを振舞い安全なお仕事をお願いします。 午前中は屋根の垂木を仕上げ、断熱材を敷きこみ、板を打ち付けてゆき…

建てこみ

・家づくり今日は、大工さんが刻まれた材の建てこみです。 クレーンで部材を吊って、釘や金具を使わずに継ぎ部分をカケヤで叩き込む様子は、大きな組木を見ているようでした。日本の伝統はすごい!柱が林立する前に佇むと、森にいるようです。さて、今週の土…

柱と梁

・家づくり もう2枚、写真を追加します。 最初の写真は、クリの柱材です。今は寝ていますが、これが立ちます。 柱なのに、まっすぐではありません。 大工さんいわく、「真出しが大変だったけど、当時のホゾはぴったしあっている」 昔の大工さんは、このよう…

古材の補修

・家づくり さて、地鎮祭、契約、確認申請も終わり工事が始まりました。 今日は、古材の補修を拝見させていただきました。 この材は、福井県の農家の蔵で、100年近く経過したクリ材です。 さすがに、継手部分は傷みが激しかったようで、使わないクリ部材を加…

地鎮祭

・家づくり先日は、最後の秋晴れのような素晴らしい天気に恵まれ、地鎮祭を行いました。 神社の神主さんにきていただき、竹、祭壇、供物などなどを準備し、一連の儀を行い、最後は四隅に塩をまき、敷地内にお酒をまきました。これで、土地の神様へのご挨拶を…

建物の位置決め

・家づくり 先日、建築家の方と敷地内に杭を打ち、ロープを張り、建築の位置決めを行いました。実際、敷地にロープを張ってみると。スモールハウスとはいえ、予想以上に建築範囲が狭く感じました。 とはいえ、うちは敷地にかなりの余裕を持たせています。建…

石積み水路の保全

・家づくり今日は、地域と役場の方々と、石積み水路のU字溝化をどうするかということを話し合いました。この水路は、昔から生活用水も兼ねるために集落内をうねうねと流れています。ところが、Mさんとうちの間の石積み水路は土地勾配と逆に導水されており…

文化財調査

・家づくり昨日、市の教育委員会の方で文化財調査が行われました。 この地域は、眼前の水田に古墳があるように、怡土国が栄えた地域です。開発を行う場合は、市が試掘を行い指導が行われます。今回は現有地盤面から‐300mmの地下に遺跡のある地層が出ました。…

それでもU字溝

・家づくり昨日は、がっくり落ち込みました。本ブログ(8月28日)日に石積み水路のU字溝化の話題を出しました。市長宛に請願書(一部修正したものをこちらからダウンロードできます)を提出し、市と地元の方々にご検討いただけました。ありがとうございます…

既存家屋の解体

家づくり 官民境界の画定の後、既存家屋の解体作業を行いました。 本当は、この家屋を修理して住むことを想定していましたが、白アリの被害が見受けられていたこと、文化財保存のような工事になることなどの理由により解体することにしました。解体の前に、…

官民境界立会

家づくり 先日、土地家屋調査士さんのご協力を得て、市、区長さん、ご近所の方々と官民境界立会を行いました。これは、隣接する道路が4m未満であったため、今回の開発にあたり敷地境界移動と測量をする必要がありました。ご近所さんと、「ここ、ここ」と確…

自邸基本設計

このブログはプライベートも兼ねているので、里山・景観保全に関わるであろう私事も話題にします。 久しぶりの投稿で恐縮ですが、下半期は我が家づくりを1つの話題として書いていきたいと思います。現在は公団住まいですが、我が家を建てようと思い立った理…

芸術工学座談会

先日の6月2日に、渾沌会(九州大学芸術工学部・九州芸術工科大学同窓会)主催の芸術工学座談会を行いました。このイベントは、各学科先輩を2名大学に招待し、社会でのお仕事や大学で学んだことについて、在学生と交流してもらうことを目的としています。4…

古民家再生

私事で恐縮であるが、ある里山景観の美しい地域の古民家再生の夢を持ち、明治34年築の物件について、M建築家に調査をお願いした。 なんせ、古い物件である。まずは、専門家に痛み具合と、再生の価値があるかどうかを見てもらう必要があるからである。結論は…

芸術工学座談会

6月3日に渾沌会(九州大学芸術工学部・九州芸術工科大学同窓会)の主催する、芸術工学座談会「私の仕事」Live! 版 2006が行われました。詳細は、同窓会WEBをご覧下さい。環境は 【テーマ】 『発注者と受注者の視点で環境デザインを考える』 とし、T先生とK先…

基礎製図

4月に入り新年度・新学期。様々な新しい仕事の準備で慌しく、このブログの更新も手薄になってしまった。私自身の情報化・社会化を目指したサイトであり、見に来ていただけるサイトにしていくためにも、より身近に感じた話題も書き込みたいと思う。最近、大…

都市在住者の2割「将来は農村に住みたい」

日経記事日経住宅リサーチにこんな記事がありました。都市部在住で「農村や山村、漁村に住みたい」との願望がある人が20.6%と2割を超え、性別・年代別では50代男性が38.2%で最も多いそうです。実際に住むために必要な条件としては、医療機関の整備(43.8%…

「耳納杉」産直住宅フェア

今日は、福岡県の浮羽森林組合、岩佐製材所、福岡中小建設業共同組合の主催する、産直住宅見学イベントに、講師として招かれました。 スギ材をふんだんに利用したOMソーラーハウスを初めて見学しましたが、一歩入った感想は・・・「床が暖かい」・・・でし…

ものづくり体験最終日

「ものづくり体験」とは、芸術工学部環境設計学科の教育の一環として、平成15年度よりはじめた木造軸組みの小屋作り体験です。このプログラムは、八女郡黒木町の杣人の会、環・設計工房と協力し、休憩のできる拠点作りとしてはじめたものです。まず、最初に…