既存家屋の解体

asahiro2007-09-03

  • 家づくり

官民境界の画定の後、既存家屋の解体作業を行いました。
本当は、この家屋を修理して住むことを想定していましたが、白アリの被害が見受けられていたこと、文化財保存のような工事になることなどの理由により解体することにしました。

解体の前に、リサイクルできる部材として天井のマツ板をはずし洗って再利用すること、瓦の一部を園材用に、材の一部を燃料用に、そして、アンズの樹木を残すことにしました。

風景の一部がなくなることは、元所有者の方や地域の方々の想いでと共に、100年という時間の中でこの場所に馴染んできた空間がなくなることだということを、解体後の現場を見ながら痛切に感じました。

今後は、生垣などを復元すると共に、立地に応じた建屋と植栽の検討を進めます。