景観保全

オルドス平原

ここは、黄河と万里の長城に囲まれた標高1300m程度のオルドス平原の続く地域です。来るまで私は知りませんでしたが、この街はエネルギーやレアメタルの供給都市として、とても裕福であり、速いスピードで都市開発が行われています。田舎に目を向けると、緩や…

養老先生とのひと時

先週は、一週間、東京、岐阜と出張し、その報告を書きたいのですが、先に、昨日のシンポジウムの話を書きます。水土里ネットと西日本新聞社主催で、「Do Action 2009 まもり はぐくむ 水源の森シンポジウム」と題し、養老孟司先生の講演会が行われ、佐藤弘氏…

故山下弘文氏を訪ねて(日本湿地ネットワークシンポジウム)

先日、JAWAN(日本湿地ネットワーク)のシンポジウムを聞きに家族で長崎県諌早市を訪ねました。演者は鹿児島大学の佐藤先生、お題は「故山下弘文氏と歩いた干潟」です。先生のスライドの中に、私のM2の頃の姿の写真がありました。当時、エコロジカルプランニ…

野焼きと協働行為

昨日、大分の由布において野焼中に4名の方が亡くなられるという痛ましい事故がありました。70〜80歳という地域のご高齢の方、また、人手不足から初めての方もおられたとのことです。雑誌、森林科学2009年の2月号は「火の文化と森林の生態」の特集です…

Conservation Corps

先日、米国のEarthCorpsのExecutive Directorのスティーブ氏が来日され、東京でJapan Conservation Corpsの研究調査委員会および、下記のフォーラムが行われました。 米国Conservation Corpsに学ぶ、環境(地域)保全活動を通じた若者の育成プログラム 〜若…

食卓の向こう側

皆様のお盆はいかがでしたでしょうか? 私は、引っ越し後、初の地域でのお盆でした。私の地域では、初盆のお宅を一軒一軒回り、15分ほど太鼓と笛、歌に合わせ笠をかむったお母さん方や子供さんが盆踊りを踊り、スイカやお酒が振舞われるというものでした。私…

ランドスケープフォーラム2008in九州

7月11日に、福岡市で「ランドスケープフォーラム2008in九州実行委員会」主催により標記のイベントが開催されます。ランドスケープという視点から、都市の過密と農山村の過疎化の問題に焦点をあて、基調講演とパネルディスカッションが行われます。お時間のあ…

志摩町フォーラム

またまた、久しぶりの投稿となってしまいましたが、 最近は、阿蘇のグリーンストックさんに1年生を連れて初心者講習を受講し、牧野を歩いたり、黒木笠原のえがおの森で地元学を大学院の演習で行ったり、グリーンピア八女のセラピーロードの整備について視察…

箱崎阿恵線の緑を考える

今日は、里山と建築から離れ、道路問題です。 福岡市東区の箱崎阿恵線は2005年6月に開通しました。箱崎という町は古くからの路地や商店街が残り学生で賑わう町です。20年前から計画されてきたこの都市計画道路は、埠頭や都市高速と市内を東西に結ぶ4車線道路…

小国町里道遊歩道ワークショップ

先日、小国町と芸術工学研究院が行っているブランドプロジェクトの調査の一環として、標記のWSを行いました。小国町には鉄軌道跡地があり、以前から遊歩道としての活用が検討されています。木魂館周辺はマウンテンバイクのコースとして既に活用され毎年大…

イベント情報

(社)日本造園学会九州支部熊本大会 平成19年11月24日〜26日まで標記の会が開催されます。 詳細は、こちら http://www.qzouen.jp/24日は、「人がいきづく素敵なまち」というテーマで須磨 佳津江 キャスターの基調講演も催され、一般の方々のご参加も大歓迎…

オオマリコケムシ

先日、水利組合の方々とため池を訪ねると、 今年は、「オオマリコケムシ」が初めて池に出たとのこと。私は、そのゼリー状というか、寒天状のバレーボール相当もある物体を初めてみたのですが、これは動物で、北米原産の帰化種、1972年に河口湖で初めてみつか…

遊歩道調査

遊歩道を歩きながら、まったりと地域のこと、自然のことを見てもらい感じてもらう。昨今、森林セラピーロードが林野庁により進められていますが、まちづくりや農村振興における来訪者のアクセス確保と散策路の整備は古くて新しい話題です。英国では「アクセ…

それでもU字溝

・家づくり昨日は、がっくり落ち込みました。本ブログ(8月28日)日に石積み水路のU字溝化の話題を出しました。市長宛に請願書(一部修正したものをこちらからダウンロードできます)を提出し、市と地元の方々にご検討いただけました。ありがとうございます…

シンポジウムのご案内

下記のシンポジウムが行われます。ご興味のある方はご参加ください。 「日本景観生態学会第17回全国大会 公開シンポジウム」 都市と自然のあいだ ―ミドルランドスケープの保全と管理 【実施日】 2007年6月9日(土) 15:10〜18:00 【場 所】 九州産業大学 …

日本森林学会・日本木材学会公開シンポジウム

本日は、下記のシンポジウムが執り行われました。 森林・林業のゆくえ −九州の現場最前線から− 2007年4月2日14時〜17時半、九州大学箱崎キャンパス 発表者:山田壽夫(林野庁元九州森林管理局長)、堀川保幸(中国木材(株)代表取締役社長)、安成信次((…

RSPB, Ynys-hir

今年も、よろしくお願いいたします。 安藤さん書き込みありがとうございました。私も、遠くから応援してますよ〜。ブログ書きに怠け者の私は、「長続きさせるコツ」と思い、無理をしないようにしています。 今日は新年なので、昨年、感動した写真を一枚紹介…

石見銀山

12日〜13日にかけて、緑と水の連絡会議のW氏の依頼で島根県大田市大森町を中心とした石見銀山遺跡を訪ねました。ここは、1526年の発見以降、灰吹き法という精錬法で銀を大量に産出し、江戸時代には年38t、世界の産出銀の約3分の1を占めていたといわれていま…

ナチュラル・イングランド

2006年10月11日、英国の野生生物の保全を業務対象としていた特殊法人イングリッシュ・ネイチャーEnglish Natureと、景観・アクセス・レクリエーションを業務対象としていた特殊法人カントリーサイドエージェンシー(田園地域庁、Countryside Agency)、そし…

シイ・カシ萌芽林の動態

(社)日本造園学会九州支部、平成18年度長崎大会の研究・事例報告会で下記の口頭発表を行いましたので掲載します。 朝廣和夫, シイ・カシ萌芽林の樹冠特性と林分条件要素の関係性に関する研究, (社)日本造園学会九州支部研究・事例報告集Vol.14, 2006.8.30. p…

景観保全と環境ボランティア

今年の2月に下記の雑誌に掲載いただいた内容をWEB用にPDF化しました。 景観保全と環境ボランティア, 九州大学 環境, No.21, p11-14, 2006.2. 私が英国で見聞させていただいた、景観保全と環境ボランティア活動の状況を、かいつまんで紹介しています。こちら…

都市在住者の2割「将来は農村に住みたい」

日経記事日経住宅リサーチにこんな記事がありました。都市部在住で「農村や山村、漁村に住みたい」との願望がある人が20.6%と2割を超え、性別・年代別では50代男性が38.2%で最も多いそうです。実際に住むために必要な条件としては、医療機関の整備(43.8%…

九大伊都キャンパスにおける森と生き物の未来

本日は、下記のシンポジウムに参加しました。第4回シンポジウム 九大伊都キャンパスにおける森と生き物の未来 −大学・学生・市民の協働による里山保全を目指して−このシンポジウムの趣旨は、「新キャンパス及び周辺地域の農村資源を活用した環境教育プログラ…

環境保全活動リーダー

本日は、福岡市環境局の主催で福岡市環境保全活動リーダー講座が行われました。 テーマは:「環境保全活動をはじめよう」、全11回に及ぶ講座で、里山、野鳥、地球温暖化などなど、様々なフィールドでご活躍の方々が対象です。 講座の構成は、 導入:地域レベ…

ツーリズムがひらく農山村と都市の共生社会

本日、標記の国際シンポジウムを無事終了できました。関係各位の皆様方に御礼申し上げます。さて、本シンポジウムは21世紀のグローバルフォースと言われる「ツーリズム」に焦点をあて、地域資源を保全しながら、いかに持続的なツーリズム社会を模索するの…

国際シンポのご案内「ツーリズムがひらく農山村と都市の共生社会」

来月12月3日に九州大学大橋キャンパスで下記の国際シンポジウムを行います。タイトルは、「ツーリズムがひらく農山村と都市の共生社会」 ツーリズムを通して、都市との農村環境のバランスの取れた共生社会を開こうという趣旨で、里山の保全、子供の環境教育…

英国の景観保全制度とボランティア活動

昨日、今日と、福岡国際会議場で「(社)日本造園学会九州支部福岡大会」が開催されました。下記の研究報告を口頭発表したので全文を掲載します。タイトルは 英国の景観保全制度とボランティア活動 ケント県の特別自然美観地区(AONB)を事例に印刷物は下記…