石積み水路の保全

・家づくり

今日は、地域と役場の方々と、石積み水路のＵ字溝化をどうするかということを話し合いました。

この水路は、昔から生活用水も兼ねるために集落内をうねうねと流れています。ところが、Ｍさんとうちの間の石積み水路は土地勾配と逆に導水されており、土地が低いことからも昔から水が溢れていたというお話でした。

治水だけでなく、利水、生活面、文化面、生物面、景観面と多々議論すべき観点を話しました。その上で、最も優先すべきは敷地への出水を防ぐことと合意しました。次に、Ｕ字溝の代替案として、片コンクリート法面施工と、底空きＵ字溝の２択を役場の方から提案いただきました。私は片コンクリート法面施工が望ましいと考えましたが、底を掘ると納屋の土台である石積みが壊れかねないということで断念し、底空きＵ字溝を選択することになりました。

ここの水路は常に水を流しており、底には砂もたまってくるからホタルも数年たてば出るようになる。また、最近、洗剤も環境にやさしくなってきたから、生活排水の影響もそれほど大きくはならない。また、下流の石積み水路はそのまま残すことになりました。