「耳納杉」産直住宅フェア

asahiro2005-12-11


今日は、福岡県の浮羽森林組合、岩佐製材所、福岡中小建設業共同組合の主催する、産直住宅見学イベントに、講師として招かれました。
スギ材をふんだんに利用したOMソーラーハウスを初めて見学しましたが、一歩入った感想は・・・「床が暖かい」・・・でした。
屋根面で集熱した暖かい空気を床下に持ってきて、床から室内に戻すというシステムだそうですが、靴を脱いで感じる、この暖かさは、とても心地の良いものでした。

私の午前中の講演は「人づくり・森づくり」と題し、くらしの視点から人工林を見直そう、地球環境の視点で人工林をみよう、そして、森づくりに関わろうという、テーマで行いました。参加者の方々からは、
・地域の範囲って、どこら辺を示すのか。
・昔からこんな話はあって、誰かが音頭をとって始めないといけないのでは。
・今日聞く話は新しいことばかりで、勉強になった。もっと、あちこちに広めて欲しい。
・これからの諸問題に対応できる品種の植林を、もっと進めるべきでは。

などのご意見をいただきました。

私はこれまで、「里山保全」や「リーダー養成」をキーワードに話すことが多く、今回のように、建築と森づくりを一般向けにお話しするのは初めてでした。スライドを1から準備して行いましたが、思った以上に、皆さんに聞いていただいたホッとしました。

これまで、森づくりの団体内だけで、ディスカッションが行われてきましたが。
新しい人、興味のない人、意見の違う人々を、いかに繋ぎ、共同事業を進めていくかということが大きな方向性です。

その意味で、今回のような建築を通じた出会いは、とても新鮮でしたし、今後とも継続的に事業展開の方向性を模索したいと感じました。