自邸基本設計

asahiro2007-08-13


このブログはプライベートも兼ねているので、里山・景観保全に関わるであろう私事も話題にします。
久しぶりの投稿で恐縮ですが、下半期は我が家づくりを1つの話題として書いていきたいと思います。

現在は公団住まいですが、我が家を建てようと思い立った理由は、

  1. かみさんの仕事場が移転し、現在の住まいから遠くなった。
  2. 長男が来年から小学生。彼の故郷を田舎に設けたい。
  3. 30代のうちに、田舎暮らしを始めたい。
  4. 自分の専門がら、もう田舎に住まないと感覚が鈍りつつある。

の4点です。この優先順位は連れ合いので、私の順位は下からです。

環境設計学科を卒業した者として、可能な範囲でこだわりのある家を建てようと3年前から土地を探し、建築家を選定し、やっと基本設計の段階まで来ました。家を建てるというのは、結構手間暇がかかることです。マンションや戸建てが売れる理由は、「手間をかけず、すぐに手に入るから」と考えてしまいます。

さて、我が家の基本方針は、スモールハウスとしました。狭い寮やアパート、官舎暮らしが長かったということもありますが、狭い空間を上手に使うというのは、身の丈に合った私たちのライフスタイルのように思えたからです。将来の安定性は確保されていないから、借金は最小限に留めたいということもあります。

また、建築家は小さくても質の良い家づくりということで、伝統木構造で建てていただけるM先生にお願いしました。

空間のイメージは、オープンキッチンを兼ねたリビングが家の中心に欲しいということで、ケヤキとクリ材でできた古い蔵を住居用に移築することにしました。小さい「木と土」の家に住む。これが、私たちの提案です。