野焼きと協働行為

昨日、大分の由布において野焼中に4名の方が亡くなられるという痛ましい事故がありました。

70〜80歳という地域のご高齢の方、また、人手不足から初めての方もおられたとのことです。

雑誌、森林科学2009年の2月号は「火の文化と森林の生態」の特集です。日本では、かなり昔から野に火をいれ生産活動が行われていたそうです。脈々と続いてきたこのような協働行為は、若者が都会で働くようになり、高齢の方々が中心に担われるようになりました。

歴史的に育まれた地域景観保全の課題は、今回の事故で、より明快にされたと思われます。
亡くなられた方々には心よりご冥福をお祈りいたします。