観音講?

asahiro2007-09-16

今日は、地元学を主宰されている水俣のY先生方を八女郡黒木町の笠原地区にご案内しました。地元の閉校舎、里山交流施設「えがおの森」は、施設として再出発しましたが地元主体の運営を軌道に乗せる取り組みが必要とされています。Y先生に依頼したのは、地域のお宝探しを地元学を通じて実施することで、風土と暮らしを見つめ直そうということです。

まずは、地域を見て回ろうと、話もそこそこに車で走り出すやいなや、地域の方々が、小さな小さな観音堂で食事会をされていました。「入らんね!」「食べていかんね!」というお声にご馳走になりました。

私は10年、この地域をうろうろしていますが、観音堂で食事をいただくのは初めてのことです。今日は何かのご縁、山の神様と水の神様のお引き合わせでしょうか。おいしい食事を笑顔で囲みながら、ひとしきり棚田に降る雨がとても愉快に思えました。

笠原の地元学は、今日のご縁で始まるようです。