菜種収穫と田植

asahiro2007-06-10

昨日、九州産業大学で景観生態学会の全国大会が無事終了しました。シンポジウムでは、各先生方から体験活動の重要性が指摘されましたが、中越会長の質問された、「面的にどう広げるのか」ということが、里地・里山保全の直面する課題であります。

その課題はおいておき、今日は、授業の一環で黒木町の「えがおの森(元笠原東小学校→笠原里山交流センター)」で菜種の収穫と田植を行いました。この地域では、以前、水稲の裏作として麦と菜種を栽培していましたが、昨今は、裏作はせずに、水稲のみ、田植をする前の5月はお茶で大忙しです。

今回の菜種収穫は、昨年度の体験活動で植えたものです。1週間ぐらい前に刈りとり、干したものをシートの上に集め、足で踏むと「パチパチッ」と黒い菜種がはじけ飛び、それをふるいにかけて袋に入れます。

地元の方:「今ではしない作業をあなたたちはやっとるとよ、うらやましか〜」

体験活動といえども、里山保全の形だな〜と感じました。

その後、田植をしました。田おこしがされ、水が引き入れられると、泥水は泡を吹いてきます。環境の一変する田を見ていると、「田んぼも、生きてるんやな〜」とつくづく感じます。その田圃で手植えをする学生たちは、青い空と水の間で、恵みを感じたことと思います。