JCVNのWEB設置

JCVNってなに?
環境保全活動のリーダー育成』の実施・フォローを目指す、日本環境保全ボランティアネット(JCVN:Japan Conservation Volunteers Network)です。

実は、まだ、設立されていません。ですが、今年度(社)国土緑化推進機構の支援により、JCVNの準備のために、簡易なWEBサイトを下記に設置しました。
http://www.jcvn.net/

個人的には、今後10年間、皆様とこの活動を推進したいと考えています。

『JCVN』という英語になじみが無いし、『日本・・・』という名前も仰々しい。なんて、きっと思われるような看板です。

また、実際、設立できるの?、仲間とのコンセンサスはどうするの?という懸念もあります。

しかしながら、ここは、まず、私たちが必要と思う方向性を形にしてみようということで進めています。

このブログをお読みいただいている方には、なんとなく、ご理解いただけるとおもうのですが、これまでの、合宿型ボランティア活動や、リーダー養成講座、英国調査、シンポジウムは、全てこの線上にある企画群です。

JCVNを提唱しているポイントは主に二つです。

  • 『安全』と『楽しさ』のクオリティーを確保する。

環境保全活動は、ある一定の成熟期に達したような感があります。しかし、意識ある人はわずかであり、その裾野が十分に広がったとはいえません。これまで興味のない人、異分野の人を巻き込むには、活動のクオリティーを上げなければなりません。ネットワーク活動による質の基準化により、活動展開に必要な資源(人材、資金、フィールド)の集約を目指します。

  • 『人』を資源と位置づける。

これまでの環境保全活動は、保全対象やテーマが主であり、人は二の次でした。人々を感化し、意識あるリーダーを協働でトレーニングすることにより、様々な地域における協働事業の推進を目指します。

干潟の保全であれ、都市環境問題であれ、過疎地域の再生であれ、地球環境問題であれ、構造的に複雑な要因により生じています。いくら、行政や企業が資金をつぎ込み、最新の科学技術をもってしても、それだけで解決するものではありません。
同時に、フィールドにおける人々のコミュニケーションを通じた身近な活動の広がりが、実は、最もしなやかに環境の保全を実現していく枠組みと思われます。

昔の里地・里山の社会に郷愁を抱き復元することも大切です。しかしながら、社会が変容してしまった現状を考えると、新たな枠組みを模索することも必要です。

JCVNは、そのような1つの受け皿になると良いな〜と考えています。