シンポジウムのご案内

福岡県八女郡黒木町の山村塾、黒木有機農業の会、黒木町林業振興会、九州大学重松研究室,英国BTCVの協働による国際里山・田園保全ワーキンングホリデーin福岡も、今年度で10年を迎えることになりました。

今年度は、これまでの10年を振り返り、得たものと課題を整理し、今後の10年を見据えた方向性を探す年としました。昨年の9月には、BTCVの協力による環境保全リーダー講座を実施し、コンテンツを収集、受講生によるリーダーズ・ネットの提起を行いました。

これらの動向を皆様にお伝えするために、実行委員会主催で下記のシンポジウムを実施する運びとなりました。チラシをこちらからダウンロードすることができます。ぜひ、お近くの方はご参観いただきたくお願いいたします。

■タイトル:
国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡10周年記念シンポジウム

環境保全ボランティアの次なるステップ

〜リーダー育成と地域の拠点づくり〜

■とき:2007/2/24(土)
■ところ:都久志会館4階会議室(福岡市中央区
■目的:環境保全活動に資するリーダー育成と拠点づくりを行う組織の形成を探る。

このシンポのポイントは3つあります。

  • リーダー育成

環境保全活動の展開は、安全で楽しい活動が欠かせません。人材を環境の資源と位置づけるBTCVから学んだ国際ワークは、リーダー育成が必要であると考えました。先進事例に学び、今後の課題と展望を考えます。

  • パートナーシップ事業にむけた地域の拠点とは?

近年、各地で地域に根差したボランティアグループが活動しています。さらなる活動の強化には、活動を支援し、パートナーシップ事業をコーディネイトできる、地域拠点としてのNGO団体が必要です。その可能性は?

環境保全活動を一般化するには、その品質の標準化が必要であると言われています。地域の多様性を担保しながら、技術、リーダー、活動の標準化を行うネットワーク組織や機構はどうあるべきなのでしょうか?

このテーマについて、重松先生の基調講演に続き、(財)阿蘇グリーンストック、NPO法人森づくりフォーラム、NPO法人NICE、そして、私から報告させていただき、パネルディスカッションを行います。よろしくお願いいたします。