ツーリズムがひらく農山村と都市の共生社会

asahiro2005-12-03


本日、標記の国際シンポジウムを無事終了できました。関係各位の皆様方に御礼申し上げます。

さて、本シンポジウムは21世紀のグローバルフォースと言われる「ツーリズム」に焦点をあて、地域資源保全しながら、いかに持続的なツーリズム社会を模索するのかという点について、講演、議論が行われました。

第一講演者、英国セントラル・ランカシャー大学、林学部長のユニス・シモンズ博士からは、湖水地方における新しい森林管理機構の取り組みをご紹介いただきました。
これらの取り組みは、http://www.iwood.org.uk/で見ることができます。

第二講演者、九州大学芸術工学研究院環境計画部門教授の重松敏則先生からは、「里山活動を通した農山村と都市の交流による共生社会づくり」について。

第三講演者、BTCV(英国自然環境保全ボランティアトラスト)のジョン・バーレイ氏からは、保全ボランティア活動の振興による地域環境の保全、人材の育成について。

そして、第四講演者、熊本大学法学部教授、佐藤誠先生からは、ツーリズムを介したライフスタイル起業、農地の活用、ロハス、アメニティー・ムーバー、土地の価値、アクセス、グリーンライフについてご講演いただきました。

観光と地球環境問題のグローバル化が進む中、どのように地域環境を保全し、持続的な地域振興を進めてゆけばよいのかというグローカルなトピックに関し、大学、市民、行政の進むべき方向性が示されたように思われます。

また、記録をまとめ、このブログの中で、随時ご紹介したいと思います。

なお、プロシーディングを頒価1,000円でお譲りできます。ご興味のある方はご連絡ください。
〒815-8540 九州大学 朝廣和夫宛