緑のコーディネイター発表会

asahiro2009-11-17


昨日は、福岡市の緑のコーディネイター養成講座の実践発表会と総括が行われました。講座は後半が実践型で行われており、実際に地域の中で花壇を探し、地主さんや地域の方々と交渉して花苗の植栽を行う活動や、散策イベント、里山での散策路づくりなど、グループで実践するという内容です。とても、ハードルの高い講座ですが、いずれも、受講生の様々な努力の甲斐あり、とても充実した発表が多くありました。「すばらしい」と思う瞬間が、たくさんありました。たとえば、
・○○薬局の植え込みを対象とし、既存のツツジを残しながら植栽をコーディネイト。来年からは薬局さんが苗代を出していただけることになったそうです。
・ある小学校にアプローチをかけ、自分達の園芸活動を学校長が総責任者に位置づけることができた。
・苗を集めるために、造園業者さんに電話を一軒一軒かけて、400のポットを集めてしまった。
コーディネイターだけど、地元の活動への参加を選択し、地域に寄り添うスタンスを大切にした。

受講生の方々は、講座とはいえ、行動的に地域や行政、業者に働きかけたことで、思わぬ、新しい出会いを多く得られたのではないでしょうか。出会った人の思いを、また、伝えていくのも大きな役割のように感じています。また、コーディネイターという役柄上、いつかは、手を引き、地元にまかせなければならない方向性も出てくるように思います。フォローのできる関係性を組織の内外に作ることが今後の鍵になるのではないでしょうか。

この講座が10年の節目を迎えたとき、チーム緑のコーディネイターのような、ミッションベースの枠組みが作れるとよいな〜と感じました。今後が楽しみです。