広葉樹伐採講習

asahiro2009-02-02

先日、こうのす里山くらぶでは、福岡県森林環境税の支援をいただき、広葉樹の伐採講習を行いました。講師は、「伐木造材のチェーンソーワーク」の執筆者である石垣さんをはじめ、技術習得制度全国推進協議会として3名の方に来福していただきました。

こうのすは、福岡市緑地保全地区における落葉広葉樹の保全を目的に常緑樹の抜き伐りを進めています。貴重な都市林であり、楽しいボランティア活動という目的から、全国で唯一、「手道具」による研修となりました。

冬将軍の訪れる雪の降りしきる中、講師からはミリ単位での受口づくりの指導を受けました。久しぶりの伐倒に息が上がりましたが、狙った場所に回転させながら倒れていく瞬間は、精度の大切さを改めて体感することができました。
最初に小さな受口を作り、修正しながら仕上げていく過程などなど、教科書では学べない実践ノウハウが満載でした。

安全で楽しいボランティア活動には技術が必要です。一方で、再度、生き物の視点に立った、森づくり像の重要性を再認識した一日でもありました。